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 妻は学童保育などで働きながら、3人の娘達を一生懸命育てて来ましたが、長女が高校3年生、次女が高校2年生、そして三女が中学1年生の時に旅立ちました。もう少し生きていられたら、高校の卒業式などにも行けたのに?悔しい思いでいたと思います。

「一人前になるまで、子供達のことをよろしくね!」妻から渡されたバトンを持って、私は悲しみの中、必死に走り出しました。でもこのバトンのおかげで、自分の力以上で走って来れたのだと思います。そして妻が旅立って7年、ようやく三女が、無事に成人式を迎えることができました。

 当日、家から成人式に向かう娘の後ろ姿を追いかけるように撮ったのですが、この画像を見た時、ひとつのゴールにたどり着けた気がして、ホッとしました。

 妻に見せたかった晴れ姿。でもきっと喜んでくれてると思うし「よく頑張って走ったね!」って、少しは褒めてくれるかな?これからは少しペースを落として走ってもいいよね?

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篠パパ(患者家族・妻がスキルス胃がんで43歳で告知、45歳で旅立ちました)

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