昨年2019年に腹部の腫瘤が見つかり、2020年1月に幽門胃切除を伴う開腹手術を受けました。
私には2年間大阪と東京の遠距離でお付き合いしている彼がおり、術後1週間付きっきりで看病してくれました。その甲斐あり、無事に退院が決まり今後の治療の話を聞くことに。
勧められたのは、分子標的薬の3年間の内服。もしかしたら副作用で子供ができない体になるかもしれないとも言われました。
なかなか状況を飲み込めずに退院日が訪れ、彼と私の実家に帰った日のこと。
彼が「僕は、ずっと好きな人との子供をもって、自分の家族に負けないような家庭を築くことが夢だった。でも幸せってなんだろうって考えなおしたときに、僕は少しでも1日でもあなたの横にいることが幸せで、嬉しいこともあなたがいないと倍喜べないし、辛いことも二人でいるからこそ半分にできるんだよ。だから、僕はもっとあなたのそばにいたい。結婚しよう」と言ってくれました。
そして2日後に入籍。
辛かった思いをした分だけ、それ以上に本当に幸せな気持ちになりました。
“この人のために毎日が不安でも辛くても1日でも長生きできるように頑張りたい”
それが、私の生きる意味です。
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たかはる(胃のGIST 高リスク・25歳/罹患25歳)
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